日本と海外のインターンシップの違い

海外ビジネスインターンシップは、日本で開催されている企業主催のインターンシップで一般的な短期間(1日から2週間程度)の短期間ではなく、8週間から12週間にわたる長期のインターンシップ経験を積むプログラムとなります。8週間以上就労することによって、ホストカンパニー(受け入れ企業)の業務について学び、人間関係も構築することができるため、インターンシップによって得られる経験が高くなります。また、英語が公用語であるオーストラリアにてオフィスワークを積むことにより、日本では得られないマルチカルチャーの経験を積むことができます。

業種・職種はさまざまなインターンシップ受け入れ先

オーストラリアの中でも最大の商業都市であるシドニーには、業種・職種ともに多種多様なインターンシップ受け入れ先があり、オーストラリアの他都市では難しい長期間のインターンシップ催行が可能です。また、ワールドアベニューの海外ビジネスインターンシッププログラムでは、就職力を上げることを目的としており、ホテルでのベッドメイキングなどのインターンシップというよりアルバイト業務は手配しておりません。


インターンシップ受け入れ先企業例

オンライン旅行会社、法律事務所、移民コンサルタント事務所、コンシューマー向け金融サポート会社、NPO法人、教育機関、人材派遣会社、ツアー催行会社 等

海外ビジネスインターンシップの就労内容

ホストカンパニーの業務を覚えることから、海外インターンシップはスタートします。ホストカンパニーのスタッフにOJTによって会社の説明や業務の流れを教えてもらったあとは、社員の一員としてさまざまな業務の就労経験を積みます。日本で開催されているインターンシップのようなカリキュラムに沿った体験型のインターンシップとは異なり、実際の業務の中でホストカンパニーに貢献していく実践型のインターンシップとなります。

海外ビジネスインターンの一日の流れ(例)

関 嵐丸くんのインターンシップの1日

名前:関 嵐丸
学年:大学3年生
参加プログラム:ビジネスインターンシッププログラム
滞在都市:シドニー・オーストラリア
滞在期間:2016年4月〜2017年2月
インターン先:オーストラリアの旅行会社(大手クルージング会社)

インターンシップ先
(オーストラリアの旅行会社)
の仕事内容

私の会社は、シドニーに3−4つほどオフィスを持っており、私は、Sales & Marketing Department (営業&マーケティング部)でメインに仕事をしていました。また、状況に応じて、Accounts Department (経理部)やOperations department (オペレーション部)の仕事もやらせていただきました。最初に面接をした際に、営業&マーケティング部で課される予定であった仕事は下記のような仕事になります。最終的には、「こんなのまでインターンシップ生にやらせてくれるの?」というくらい色々な仕事を任せてもらいましたが。(笑)

1. Collecting Reports
2. Website Reviews
3. Assisting with the Accreditation Program
4. Answering Agent Email Enquiries
5. Making Reservation Bookings for Agents
6. General Admin & Office Duties
7. Mystery Shopping
8. Updating Databases
9. Any Other Projects as Required by Management

クルージング関連の旅行会社では、最大手の企業だったので最初の1週間は研修でぎっしりでした。また、帰社後にも会社の詳細が書かれた分厚い英語の資料を読んで、会社の事業を理解するということをやっておりました。時間が経つにつれ、実際にクルージングのチケットを買いにきた個人のお客様や法人の団体に販売をするといった営業活動を任せていただきました。基本的にはどういった仕事をするかは週ごとによって変わりましたが、マーケティング業務を行うときは、オフィスを移動し、市場や競合企業のマーケティング・リサーチを行い、会議で発表するということをメインに行なっておりました。
その他にも、経理部では、コスト管理の部分をエクセルでまとめたり、オペレーション部では、実際にクルージングに参加するお客様と帯同してパッケージに含まれるサービス提供の手伝いを行ったりしました。私がインターンシップをした会社は非常に恵まれており、大きな会社にも関わらず、複数の部署で様々な経験をすることができました。

インターンシップ先での
1日のスケジュール

09:15 出社

パソコンを起動し、旅行代理店からのメールを確認。

09:30 オフィス業務

予約が入っているクルージングのお客様の確認。その日に運行するクルージング内容を確認し、お客様に渡す必要の書類やパンフレットなどを準備。団体のお客様へは事前に電話で到着時間の調整。

10:00 接客業務

受付をメインで行うオフィスへ移動し、チケットを買いにくるお客様や予約済 みのお客様の誘導。

13:30 昼食休憩

オフィスがダーリングハーバーという港のすぐそばなので、おしゃれなカフェ でランチを済ませ、港で休憩。

14:30 参加したお客様の情報整理

当日お申込みになったお客様の売上計算やマーケティング用に使うデータ(出身国やシドニーでの滞在期間など)をエクセル記入し、月次の分析がしやすいように整理する。

15:30 マーケティング業務

この時期は、競合企業の1日毎の価格比較と今後の価格設定の予想をレポートにまとめる作業と、年末にある花火を見ながらのクルージングツアーに関するWEBマーケティング業務の手伝い。

17:00 退社

この時間に7割近くの人が退社。年末も近づいてきているため、飲みながらイベントの企画に対するアイデア出しをする。