Kunika Sato

留学期間
2018年9月~2019年6月
滞在都市
オーストラリア
参加プログラム
海外ビジネインターンシッププログラム
インターン先
IT系企業
海外ビジネスインターンを介し、「広い世界の扉が開いた」と楽しそうにお話をしてくださった邦香さん。インターンシップを通して、英語力も経験も身に着けたことで、新たな可能性が広がったようです。今回はそんな邦香さんの体験談を紹介いたします。

 

留学を決める理由となったインド旅行

転職の合間をぬって渡航した 2週間のインド旅行、そこでの出会いが留学のきっかけでした。
本当に色んな偶然が重なって、インド旅行中、 世界を股にかけ働いている、とある経営者の方と出会ったのです。世界を飛び回るその方のお話は本当に刺激的で、興味深いものばかりでした。「英語」「世界」「異文化」、興味のあった言葉たちが飛び交うなか、留学への思いが自分のなかで膨らんでいったのです。
実は、大学時代から留学に興味がありました。転職活動のタイミングで一度留学を考えたのですが、ブランクが空いてしまうとに周りから反対され断念していました。キャリアアップを目指し、再度仕事を辞めた今、その方と出会ったことで、今後の人生を見据えて 「やりたいことは今実行するべきだ」と確信しました。インドで出会ったたくさんの方からさまざまな刺激を受けた私は、自分に素直に行動しようと思えるようになっていました。
帰国後すぐに行動にうつし、留学エージェントに相談し始めました。ワールドアベニューに決めた理由は、担当カウンセラーにエナジーを感じたからです。もともとワーキングホリデーはアルバイト生活になってしまう可能性があると聞き、視野に入れていませんでした。語学留学もただ学校で勉強するだけになってしまいます。私はもう一段階高いレベル達成感や成長を感じることのできる留学をしたい、ビジネスシーンで不自由なく使える英語力を身につけたいと考えていました。その希望を伝えたところ、海外ビジネスインターンシップの提案をしていただき、「これだ」と思いました。ワールドアベニューは、 JAOSなど公的な機関からの許認可も多く、実績と安心感がありました。だからこそ安心してワールドアベニューに任せることができました。

インド旅行

インド旅行1
インド旅行の様子
インド旅行
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とにかく楽しかった学校生活

久しぶりの学校生活は、本当に楽しく過ごすことができました。同じタイミングで渡航したかったビジネスインターンシップ参加者たちとは仲良くなり慕ってくれました。渡航のタイミングが近い参加者同士は長い時間一緒にいるからこそ、深いつながりを持つことができました。
MIT Instituteでは、アウトプットすることに重点を置いた授業を行っており、 1人では勉強できない総合的な英語力を伸ばすことができました。ディスカッションなど話す機会も多く取り入れられており、英語を使う練習になりました。またライティングなども細かく添削してくれたため、とても勉強になりました。インターミディエート(中級)から始まり、ケンブリッジ英語検定のFCEのコースに入りました。FCEのコースに入ったことで、より一段と難しい授業が増えたため、予習復習はきちんと行っていました。MIT Instituteにはブラジル人などいろんな国籍の方がいましたが、みんなとても仲良くなりました。周囲よりやや大人だったことからか「キング」とあだ名をつけ呼んでくれる子がいたほどです(笑)。
JET English Collegeのカランメソッドは、授業の進め方に慣れるまでは大変でしたが、だんだん楽しくなりました。休日など授業がない日は「今日はしゃべり足りない……」と物足りなさを感じたほどです。「R」「L」「TH」など苦手な発音も徹底的に直してくれるため、家でも単語をネットで調べて何度も何度も練習をしていました。大変ではありますが自分のためになる授業だからこそ、楽しく勉強することができました。
私は渡航後2ヶ月目からレストランバーでアルバイトを始めたのですが、カランメソッドでリスニングとスピーキングのトレーニングをしていたため、スタッフが外国人ばかりだったにもかかわらず研修や指示をスムーズに聞き取ることができました。
JET English Collegeのビジネス英語のコースは、カランメソッドから一段とレベルが上がりました。日常的には使わないワードやフレーズなどが出てくるため、その単語を使って文章を作ることにはとても苦労しました。ただビジネス英語コースで学んだことが仕事で使われることも多かったので役に立つ授業だったと思います。

学校生活

学校生活、クラスメイト4
学校生活、クラスメイト2
学校生活、クラスメイト1
学校生活
学校生活
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面接の様子

学校の先生や現地のスタッフから面接における様々なことを教えてもらいました。例えば日本と海外の働き方の違いや、自信を持って自分をアピールすることの大切さなどについてです。面接本番は緊張しましたが、心構えを教えてもらっていたことで助かった部分が大きかったです。履歴書の添削は、アルバイトの面接時に一度仕上げていたため、インターン用に内容を変え添削してもらいました。さまざまなサポートがあったからこそ、とてもスムーズに面接を受けることができました。
私は4社面接を受けました。かたい面接とフランクな面接がそれぞれ2回ずつでした。かたい面接の方は緊張しましたが、身が引き締まりました。そのおかげでその後の面接もしっかりと対応できたと思います。どこも自己PRや志望動機、なぜオーストラリアで働きたいのかなどの質問を受けました。その中で、IT系企業でインターンすることに決まりました。

IT系企業でのインターン

私のインターン先はIT系企業で、主にスマートペンを使うアプリを開発している会社でした。他にも紙とペンで書いたものをPCにそのまま映せるようにできるディスプレイも取り扱っており、教育現場や企業の会議などで使われていました。会社にはプログラマーとプログラマーが作ったアプリをテストするテスターがおり、私はこのテスターの仕事をしていました。アプリのバグをなくして、より良い商品にするため、私の他にインターン生が6〜7人ほどおりました。具体的な仕事内容はプログラマーが作った新機能を試したり、フリーランサーを募集してバグがないかテストしてもらい、フィードバックをもらって支払いをしたりするやりとりをしました。私の会社にはエジプト人やパキスタン人、オーストラリア人など様々な国籍の方が働いていました。そのため、さまざまなイントネーションの英語を聞き取るのに苦労しました。特に会議になるとスピードが早いため、聞き取れても発言する前にどんどん話が進んでしまいます。また私はIT系の会社で働いた経験がなかったため、IT用語が理解できないこともありました。そんな時は分からなかった単語を書き取り、家で調べて次の会議に活かすようにしていました。
一番大変だったのは、「インターン生全員をまとめて指揮をとってほしい」と頼まれたことです。とても大変でしたが、その分良い経験になりました。日本の会社で働いた経験があったからこそ、それぞれの国によって仕事に向かう姿勢が全く違うと気づきました。仕事をするときとしないときのむらが激しいため、予定よりも仕事が進んでいないということも多々あります。「どうすれば仕事をしてくれるのか」を知るため、まずは一人ひとりに声をかけました。話をして仲良くなることで、彼らの価値観や考え方、働くことに対する意識を把握することができます。その後その人に合わせて、それぞれ仕事を依頼しました。バラバラだったチームが、最後はまとまりを見せてくれたことは本当に嬉しかったです。インターン最終日、CEOとお茶をした時に「君は本当に真摯に、真面目に取り組みチームをまとめてくれたね。ありがとう」と評価していただきました。普段はあまり話をする機会がない方だったのですが、見てくれていたことにとても感動しました。

インターンシップの様子と同僚宅でのパーティ

インターン先、インターン同僚宅でのパーティー2
インターン先、インターン同僚宅でのパーティー3
インターン中4
インターン中1
インターンシップの様子と同僚宅でのパーティ
インターン中2
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インターンを通して得た英語力とこれからの選択肢

インターンを経験したことで、英語のスキルを伸ばせたと思っています。TOEICは最終的に795点まで伸ばすことができました。特にリスニングパートは簡単に感じるほどでした。
それはインターンをしたからだと私は思います。友達との会話では聞き流してしまったり、間違った表現をしても直してもらえなかったりすることが多々あります。しかし、 仕事だからこそ曖昧なことは許されず、しっかり細かいところまでキャッチしようと努力します。大きな問題にならないよう、日々緊張感を持って仕事をするからこそ、しっかりと英語力を伸ばすことができました。

シドニーでの生活とオーストラリア旅行

インターン中Uber EATSの配達のアルバイトを行っていました。シドニーで自転車を買っていたため、それを使って毎日3時間ほどフィットネスがわりに仕事をしていました。 その週の生活費はその週に稼ぐということモットーに生活していたため、平日は毎日アルバイトをし、余ったお金を土日の飲み代に充てていました。飲みは日本人の友達やシェアメイト行っていました。私の住んでいたシェアハウス先には、フランス人やイタリア人、中国人やコロンビア人、エジプト人やロシア人など10人程が住んでいました。皆ユニークな方でしたが20代後半のメンバーばかりだったこともあり、落ち着いた生活をすることができました。
留学中、5日間ケアンズに、またウルルでは遊覧飛行に乗りました。それぞれの旅行でバックパッカーズに泊まったのですが、この経験がとても楽しかったです。今までの旅行では簡単な会話しかできませんでしたが、インターンを通して英語力が伸びたことで、とてもスムーズにコミュニケーションを取ることができました。 全部聞き取ることができるということは、私にとってとても感動的でうれしいことでした。

オーストラリア旅行とシェアハウスの様子

オーストラリア旅行3
オーストラリア旅行
オーストラリア旅行
オーストラリア旅行4
シドニー生活、シェアハウス4
シドニー生活、シェアハウス2
シドニー生活、シェアハウス3
シドニー生活、シェアハウス1
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今後のキャリア

私は この留学を通して、海外への扉が開いたと感じています。インターンを経験したことで、またその後オーストラリアを旅行したことで、海外への文化と繋がる仕事をしたいと改めて思いました。ネットの情報だけでなく、自分で生の情報を、経験した人から直接聞くのが好きだと気づいたのです。自分を見つめ直す機会になったこの経験を生かし、自分に合う仕事を見つけたいと考えています。

これから留学する方にメッセージ

私にも社会人経験があるからこそ、仕事を辞めて留学をするというその「1歩」が怖いことはとてもよく理解できます。年齢を重ねるとより新しいことに挑戦することに不安に感じますし、周囲からの反対も受けることもあると思います。しかしその 不安を乗り越えて新しい世界に踏み出すと、捨てたもの以上のものが、何倍にもなって返ってきます。私自身ものすごく大きなものを得られた留学でした。決断することはつまり何かを捨てることですが、その反面、得るものも大きいです。皆さんにはぜひ踏み出してみてほしいと思います。