海外ビジネスインターンシップを選ぶ際に留意すべき3つのこと

様々なメディアで取り上げられるようになってきた海外ビジネスインターンシップ。皆さんの周りに海外でインターンシッププログラムに参加している方はいますでしょうか。就職活動の際に【留学】や【インターンシップ】の経験を伝えれば強い武器となっていた時代は既に過去のものになり、今、注目を浴びているのは【留学】×【インターンシップ】の【海外ビジネスインターンシップ】です。自分が人事の立場に立ったとしたら「留学していたので、語学力には自信があります。」という人よりも「自信のある語学力を使い、海外でビジネスインターンシップをしてきました。」という人の方がもっと話を聞いてみたいと思いますよね。

しかし、注目が集まれば集まるほど様々な問題が発生するのが世の中です。
次から次へと海外インターンシップという市場に新しいプログラムができ、本当に価値のあるものがわからなくなってしまう可能性があります。この記事では、ビジネスインターンシップを選ぶ際に留意すべきことを3つにまとめてお伝えします。また、言い換えればワールドアベニューの海外ビジネスインターンシップがこだわっている点でもあります。

ポイント1. 海外企業でビジネスインターンシップをしよう!

s_architecture-22039_1280

海外インターンシップという名前なので海外の企業で働くなんて当たり前のことじゃないかと思っている方も多いのではないでしょうか。しかし、蓋を開けてみると海外インターンシップという名のプログラムに参加している半分以上の人は、海外の”日系”企業でインターンシップを行っていると思われます。もちろん、海外の日系企業でインターンシップをすることが悪いというわけではありません。しかし、一緒に働く人たち全員が日本人で日本語の作業や雑務を引き受けるようなインターンシップを行うのはもったいなくないでしょうか。せっかく海外に飛び出て、少なくとも少しは英語を使ってビジネスができると想定していたのみにも関わらず、いざインターンシップが始まると日本語しか使わないというのでは非常に残念な話です。

英語を集中的にマスターし、特に日本人が苦手と言われるスピーキング能力を伸ばし、現地の海外企業でインターンシップができかどうかにこだわりましょう。
また、私が「ビジネスインターンシップ」と強調しているのにも理由があります。海外で有給インターンシップができるからといって飛びついたけれど、いざ参加してみたら軽作業が伴う業務内容だったという事例は多々あります。例えば有給ホテルインターンシッププログラムはそういった類の代表例ではないでしょうか。先日そのようなプログラムに参加をしていた方に話を伺いましたが、実際の業務内容は、事務業務2割、ベッドメイキングや掃除が8割といった内容だったとのことです。こちらも本人がホテル業界を志望している場合やローカルの仕事でお金を稼げるからという理由でしたら全く否定はしません。しかし、就職活動で語れるような経験をしたい人は、「海外のビジネス」を実感できるようなインターンシップを選んでいただきたいと思います。

ポイント2. 英語力が伸ばせる国を選ぼう!

s_workplace-1245776_1280

海外でインターンシップをすれば日本でみんなが参加しているインターンシップとの差別化ができる。
そう思っている方も多いとは思います。たしかにポイント1で述べたように海外の企業で働ければ他の国の人達と、英語を中心とした日本語以外の言語でコミュニケーションを取ることになります。しかし、実際に留学を終えた人には納得していただけると思いますが、英語が喋れるようになるためのステップには大きく2つあると思っています。ステップ1は、「英語を第二言語として勉強をしている人たちと話せるようになること」。そしてステップ2は、「英語を第一言語としている人たちと話せるようになること」。そしてこの2つのステップの間には非常に大きな壁があります。アジアや非英語圏の人たちと一緒にインターンシップをするよりも、英語圏でインターンシップをしてネイティブスピーカーの手加減なしの英語についていけるようになることの方が将来絶対に役に立つと思っています。また、白人に対して英語でビジネスのやりとりができれば非常に大きな自信がつくことは間違いないでしょう。

ポイント3. 成長の実感ができる長期インターンシップを選ぼう!

s_entrepreneur-1765832_1280

「短期」VS「長期」は日本国内でのインターンシップにも通じる話ですが、短期インターンシップよりもなるべく成長の実感ができる長期インターンシップに参加するようにしましょう。ポイント1、ポイント2をクリアしても1ヶ月以内のインターンシップであれば、やっと英語が使えるようになってきたかなという実感や、海外で仕事をしているという自信が付く前に終了してしまいます。また、短期間では自分が何をやれているかなどの整理をすることすらできないため、就職活動の面接で突っ込まれて聞かれたときに答えられない可能性があります。個人的な意見として、1週間の勤務日数にもよりますが、最低でも2ヶ月を超えたあたりから得るものが一気に増えてくると思います。特に大きな仕事を任せてもらいたいのであれば、結果を出し続け、インターン生でも会社から離れることを悔やまれるくらいの人材を目標に頑張っていくことをオススメします。

さいごに

グローバルに活躍をしたい皆さんにとって、海外ビジネスインターンシップは非常に価値のあるものだと信じています。
しかし、一括りで「海外でのインターンシップ」とまとめようとせず、内容をしっかりと確認する必要があると思います。特に海外でしか得られないような経験やスキルを求めているのであればなおさらですね。一定の期間は語学学校で集中的に英語でのコミュニケーション能力を伸ばす必要がありますし、ビジネス英語に特化した勉強を行う必要もあります。そうすることにより、海外で行うインターンシップの期間はより濃いものになっていくでしょう。