海外インターン経験で面接を切り抜けるエピソードを増やそう!

就職活動で避けられないのが企業との面接です。誰しも面接は苦手ですが、これから社会人になる大学生の方は、面接経験も少ないことに加えて他の学生との差別化に苦しむことが悩みです。今回は海外インターンシップがどのように面接を乗り切るために効果的な経験値となるのか、またどのように話していくのが良いのかご紹介致します。

企業面接で求められているポイントを理解しよう

面接官の質問に答えていくだけが面接で求められていることではありません。面接を通して自分が採用されたら企業で活躍できるということをアピールしなければ内定を勝ち取ることはできません。当たり前のようですが、単に面接官に聞かれた質問に答えることに一生懸命になってしまい、面接官の印象に残らず、不採用となってしまう方が多いのも現実です。それでは面接でアピールする方法を整理しましょう。

質問を正確に理解する

面接官の質問は正確に理解しなければ致命的な悪い印象を与えかねません。面接官が聞きたいことと全く違う答えを回答してしまうと、「理解力がない」と思われてしまいます。面接官の質問がよく分からなかった時や聞き取れなかった時は、面接官に聞き直す勇気を持つことが大切です。面接官は別の言い方で同じ質問を繰り返してくれる努力をしてくれます。

結論と理由の構成で回答する

まず、面接官の質問に対して結論から回答しましょう。いきなりエピソードや具体例から話し始めるのはよくありません。面接官は制限時間内に聞かなければいけない質問がありますので、結論の見えないまま話が進むことを嫌います。まず、質問に対する答えを述べた後に、なぜその答えになった理由を端的に回答する癖をつけましょう。

具体的なエピソードが自分のアピールに繋がる

面接では自分の結論をサポートする理由を述べることが必要になるわけですが、そこには具体的なエピソードが含まれているとより説得力が増します。例えば、「強みは何か?」という質問に対して、「忍耐力です。」と回答したとします。ここで、なぜ自分の強みが「忍耐力」であるのかを説得力ある具体例を含めて回答しなければなりません。具体例がすなわち自分が経験したエピソードである必要があり、このエピソードが他の学生と比べて論理が通っている、またはユニークであることがアピールにつながるのです。面接で苦労する人は、魅力的なエピソードが少ないために作り話やありきたりな話をしてしまうことが多いです。このような場合は、面接官になぜ?を繰り返された場合にボロが出てしまい、面接官に悪い印象を与えてしまいます。

面接で通用するエピソードの増やし方

就職活動前の学生生活や転職活動する前に必ずやっておきたいのが、面接で使える自分のエピソードを増やすことです。エピソードを増やすコツは、新しい何かにチャレンジしていく他にありません。そして、他の人と同じようなエピソードはあまり魅力的に捉えられませんので、ユニークな経験を積む方法を考えるべきでしょう。「留学」もエピソードを増やす選択肢の一つですが、語学留学やワーキングホリデーにチャレンジしたというだけでは魅力的なエピソードとは言い難いでしょう。一昔前は留学経験者が少なく魅力的に写りましたが、今や高校留学から短期留学、海外でのバックパックなどは数多くの人が挑戦してしまっているため、単に経験してきただけでは十分ではありません。いかにユニークな経験を積むことができるかを、就職活動が始まる前までに考えて行動するようにしましょう。

海外インターン経験で面接で通用する経験を積もう

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海外ビジネスインターンシップ経験は面接の質問に答えるための、具体的かつユニークな経験が積める留学プログラムです。面接官の多くは海外留学は英語を勉強してくる経験という思い込みがあります。もちろん、海外経験が豊富な応募者は今の日本企業において重要な評価軸の一つではありますが、それだけではたくさんの応募者がいます。面接官や人事担当者は、留学で何を経験してきたかということをより深く質問するようになっています。そこで、海外留学中に海外企業でビジネス経験を積むということは、日本の企業が求めている人材像に近いだけでなく、ビジネスインターン経験を海外で積んだ人材が少ないため面接官の目にとまります。

海外インターンで得られるエピソード例

海外では、日本と異なる文化や商習慣でビジネスが進んでいます。海外インターンシップでは、まずインターン受け入れ企業のビジネス習慣や文化を受け入れ、日本人としての強みと弱みを意識しながら業務を学んでいくことになります。日本人の常識だけでは通用しない経験値というのは、海外で外国人と働かない限りは得られません。この問題をどのように解決して、インターンホスト企業に貢献していったのかという経験が自分のグローバルスキルを身につけたというエピソードに直結します。英語はもちろんのこと、日本人がマイノリティの環境でインターン先で四苦八苦した経験は面接時に大きな印象を与えることができます。

なぜ、ワーキングホリデーのアルバイトじゃダメなのか

ワーキングホリデーのアルバイトは、飲食店や運送、ホテルのベッドメイキングなど海外での就労経験ではありますが、日本の企業面接においてはビジネス経験としては捉えられていません。日本でもアルバイト経験とインターンシップ経験に明確な差があり、身につく知識やスキルなどが異なるという考え方が一般的です。なぜならば、ビジネスインターンシップでは、マニュアル通りに作業をこなすわけではなく与えられた業務に対して対応する能力が求められます。また、労働よりも教育に重きがおかれているビジネスインターンシップ経験は就職後に必要になる能力を事前に学べる格好の機会となります。

【実践編】実際に面接でどんなことを話せばいいの?

海外ビジネスインターンに挑戦した人に共通する面接での導入部分をご紹介したいと思います。

面接官:「学生時代に挑戦した経験はなんですか?」

学生:「海外でビジネスインターンシップ留学に挑戦してきました。(回答)」

面接官:「なぜビジネスインターンシップを留学で挑戦しようと思ったのですか?」

学生:「将来海外に挑戦できる経験を身につけたかったからです。(結論)」

面接官:「実際にどのような経験を身につけられましたか?」

学生:「それは・・・(具体的なエピソード)」

このような流れで結論から具体的なエピソードに内容を深掘りしていくと、説得力のある受け答えが可能になります。

さいごに

面接で苦労しない秘訣は、面接の前に語れるエピソードを増やすことです。海外インターンシップで面接でキラリと光るエピソードをたくさん集めて、面接を乗り切れるようにしましょう!