就活にインターンシップは必要か?

就活を進めていく上で気になるのはインターンシップが必要かどうかということではないでしょうか。自分はまだ体験していないのに、実際に体験してきた友人の話を聞くと遅れを取ってしまったような気になってしまいますね。
就活にインターンシップは必要なのか、どんなインターンシップが有効なのかどうかについてご説明していきましょう。

上手に志望動機につなげればインターンシップは有効

インターンシップは経験がなければ内定が必ず取れないというものではありません。
しかし、インターンシップに参加して実際に就業体験をするのとしないのとでは「どんな仕事をしたいか」という志望動機がかなり変わってきます。
働く前は想像でしか志望動機は語れませんが、実際に似たような仕事の体験を積むことで説得力のある志望動機を面接で話せるようになります。

時期が間に合うのであればぜひ中長期のインターンシップに複数参加してみましょう。
その時はインターンシップを経験した上で、その仕事をよりやりたいと感じたいのか、逆にやりたくないと感じたのか、自分の気持ちにも注目してください。
働く前に自分の志向に合わないから他の仕事にしようと思う経験でも、自分の本来の気持ちに一歩踏み込んだ就活に繋がります。インターンシップは自分の職業の適性を見極める上でも参加して無駄になることはないでしょう。

できれば長期のインターンシップに参加しよう

student-849825_1280

最近ではインターンシップを実施する企業が増えたために、各社がこぞって開催をしています。
そのために簡易的なインターンシップとして1日体験のインターンシップなども多数開催されています。
多くの業界や企業研究をするためには1日体験でも意味はあります。

しかし、本当に仕事の良さも悪さも体験するという意味ではやはり長期のものが望ましいです。
できれば1-2カ月以上ののものが良いですね。
もし就職活動を始める前から明確にやってみたい仕事がある場合には早めにインターンシップの情報を探して、長期のものにも参加するようにしましょう。
長期のものはその仕事の大変さを知る機会にもなりますがそれだけに面接で、「こんな作業もありますが大丈夫ですか」と言われたときの切り替えしができるようにもなります。

また、辛い部分も知った上で応募、入社しているのであれば働いてからも新たに悪い部分を発見することも少なく、長く続けられることにつながるでしょう。
採用側はどうしても会社や仕事のいいところばかりを紹介しがちです。希望の仕事のいろいろな面を知るためにも事前にインターンシップで体験しておくことは非常に意義があることになります。

せっかくの機会なので異業種へも挑戦

他の会社の職場で実際に職業体験を行うということは学生時代だからできる貴重な体験です。
実際は希望の仕事ではなくとも、興味のある業種や仕事内容を体験してみるのも良いのではないでしょうか。

例えば事務職が希望でも営業職などの体験などをしてみると、就職して実際に事務職に就くことになっても他部署の営業職の人の気持ちがわかったり、他会社の営業の人とのやり取りの際に役立つことがあったりするかもしれません。
また、もともと希望ではなかったけれど営業の仕事も面白そうだと自分の新たな可能性が開ける場合があります。

業界についても同じで、メーカーを志望しているけれど敢えて金融系のインターンシップに参加してみたりして異業界の経験を積んでみるのも良いでしょう。
他の業界を知ったからこそ、自分の希望業界への思いが強くなることもあり、それが説得力のある志望動機を語って面接で好印象を与えることにもつながります。
私は業種を絞りすぎず、自分が将来やりたいことへの大枠さえ合っていれば飛び込むべきだと感じます。

可能ならば同業他社を比べてみよう

startup-883576_1280

面接でよく聞かれる質問の中に、「この事業内容は他の会社でもやっているのに、なぜ当社を選んだのか」いう質問があります。
これはなかなか難しい質問ですが、実際にインターンシップに参加するとその会社の独自のやり方や良さが見えてくる場合があります。

同じ業界、同じ仕事内容でも仕事の進め方や組織、個人の責任や仕事の範囲は会社が変われば大きく変わってきます。
自分にとってどんな社風の会社が働きやすいのかを見極めるためにも可能であれば同じ業界同士の複数の会社のインターンシップに参加してみましょう。

インターンシップの数自慢にならないように

これだけインターンシップを開催する会社が乱立してしまうと、多くのインターンシップに参加する学生も出てくるでしょう。そこで気を付けてほしいのは面接でインターンシップ自慢をしないように気を付けることです。

インターンシップに参加したから職業意識が高いという単純なことではないということは昨今の採用担当者はわかっています。大切なのはインターンシップに参加したことによって何を学び、どのように働きたいと思ったのかということです。

決して数が多いからすごいというわけでも、大きな仕事を任されたから良いアピールになるというわけでもありません。インターンシップに参加する際には、本当に自分が興味を持てるものや参加意義を感じるものだけにし、数が多ければよいと思わないようにして下さい。

また、インターンシップ慣れしてしまうのも考え物です。インターンシップの参加が初めてではない場合に緊張感がなく、自分にはある程度わかっていると思ってしまう場合もあるかもしれません。

しかし、そのような態度は会社側にとっては良い印象には映りませんので、インターンシップへの参加が初めてではなくとも常に謙虚に振舞うようにして下さい。
どんな会社、どんな業種のどのインターンシップでも学ぶものがあります。

インターンシップ経由の特別ルートがある場合も

必ずというわけではないのですが、会社によってはインターンシップに参加した学生だけに専用の特別な選考ルートを用意している場合があります。参加態度を見てある程度の評価ができますので、筆記試験や面接が一般のルートよりも少ない場合があるのです。

もし、どうしても働きたい業界、仕事などが初めの段階から明確な場合はそのような選考ルートも含んだインターンシップに参加してみるのも有効的ですね。しかし、そのような場合もせっかくの就活ですから、広い視野を持ってその会社だけにこだわらないようにしましょう。

できるだけ他の会社のインターンシップやセミナーなどに参加した上で、その会社の良さを再確認してから最終的に入社を決めた方が良いでしょう。インターンシップに参加した会社の印象は良い場合が多く、そのままその会社への入社を決めてしまいたくなる学生も多いです。

しかし、新卒入社できる会社は一つしか選べません。
せっかく多くの会社のことを知る機会を得ているので、多くの会社と比較した上で最終的な決断をしましょう。

すべては働くことのモチベーションアップのために

motivation-1634875_1280

インターンシップに参加することで働くことの実際のイメージがわきやすく、やりたい仕事が明確になったり、経験した業界への志望動機が強くなったりする効果が期待されます。
面接で採用担当者にも理解されやすい志望動機を語れることにもつながりますので、インターンシップにはできるだけ参加をして就職活動を進めましょう。

事前に就業体験をしておくことで内定が出てからの就職不安を取り除くことにつながる場合もあります。
学生のインターンシップは今しかできない貴重な体験ですので、ぜひ興味を持った会社のインターンシップに参加してみましょう。

また、さらに上を目指す人、他とは違うインターンシップを経験してみたい人は、「海外ビジネスインターンシップ」を検討してみてください。日本語でも社会に出たことがないのに、英語でなんか私には無理。。と思う方は、是非カウンセラーに相談してみてくださいね(^o^) きっと、スタート時は皆さんより低い英語力で渡航した人が4ヶ月集中英語コースで英語力を伸ばし、見事海外インターンシップを勝ち取った話を教えてくれるはずです。一歩踏み出して本当の意味で就活を成功させましょう!