Daichi Utsumi

留学期間
2018年2月~2019年2月(予定)
滞在都市
オーストラリア/シドニー
参加プログラム
ビジネスインターンシップ
インターン先
オーストラリア 教育機関
アメリカ大陸縦断・横断の旅を経て、英語の大切さに気付かされた大地さん。 思い切ってチャレンジしたビジネスインターンシッププログラムは、英語力を飛躍的に伸ばしてくれ、自分を大きく変えてくれた経験となっているようです。

 
-目次-TOEIC450点から930点に!飛躍的に英語力を伸ばせたビジネスインターンシップ

1.アメリカ縦断・横断の旅を通して決意した海外留学

海外が好きで様々なところに旅行をしていた私は、大学3年生のときに友人と一緒にアメリカ縦断・横断の旅に出ました。ものすごく苦労をしたというわけではないけれど、「英語を話すことができれば…」と思う場面が多く、帰国する頃には留学することを決めていました。また、正直、大学1~3年生は遊んでばかりの毎日を過ごしており、「本当にこのまま大学生活を終えていいのか」「このまま社会に出ていいのか」と考えていたこともあったため、新しい環境でチャレンジして自分を変えたいと思い、海外へ行くことを決意しました。

最初は語学留学をしようと思っていたのですが、私がビジネスインターンシッププログラムで渡航することを決めた理由は大きく3つです。

1,響きがかっこいい(笑)!
2,人と違う経験ができる
3,自分を追い込むことができる

まず、「ビジネスインターンシップ」という響きがかっこいい(笑)。英語を英語で勉強してくる語学留学より、英語を使って海外の企業で働くというビジネスインターンシップの方が達成感を味わえると思いました。

次に、「人と違う経験ができる」という点です。「留学=語学留学」というイメージがあり、語学留学をしている大学生は多いと思います。せっかく海外へ行くのであれば、他のひとがやっていないようなことにチャレンジし、帰国したときに周りの人と差をつけられている状態でありたいと考え、海外企業で就労経験を積むことのできるインターンシップに魅力を感じました。

最後に、「自分を追い込むことができる」という点です。大学を卒業して社会に出ることを考えると、この留学で何か変わらないとまずいという思いは持っていました。ビジネスインターンシッププログラムの語学研修は、2つの学校に朝から夕方まで通い、ひたすら勉強をするダブルスクールプランであったため、自分を追い込んで勉強することができると思いました。また、「英語力を伸ばさないとインターンシップができない」といういい意味での危機感があるため、自分に負荷をかけて頑張れるのではないかと思い、インターンシッププログラムで渡航することを決めました。

留学することを決め、両親には「TOEIC800点を取得する」と宣言していました。ところが、出発前に受けたTOEICの点数は450点(笑)。「宣言してしまったからには、頑張らないと…」と身の引き締まる思いで渡航をしました。

2.きつかったけど大満足のダブルスクールプラン

ビジネスインターンシップのスケジュールは、下記の通りです。

プログラムの流れ

レベルチェックテスト+TOEIC模試受験

MIT Institute17週間

JET English Collegeカランメソッドコース12週間+ビジネス英語コース5週間
▼※語学研修中に中間テストあり
最終テスト

履歴書準備・面接練習

インターンシップ先マッチング

インターンシップ開始

ビジネスインターンシッププログラムで渡航することを決めた理由にもなっているダブルスクールプランは、正直きつかったです(笑)。1つ目の語学学校MIT Instituteでは、一般英語を勉強していたのですが、1ヶ月半ほど経ったタイミングでケンブリッジ英検対策コースを受講できる英語力まで伸びたため、コース変更をしました。ケンブリッジ英検対策コースは、先生の話すスピードも早く、クラスメートのモチベーションやレベルも高いので、ついていくのがとても大変でしたが、自分の英語力は引っ張り上げられたと思います。また、2つ目の語学学校JET English Collegeでは、スピーキングとリスニングのみを勉強しました。先生が生徒をランダムで指名して、会話の練習をしながら発音を矯正していくという授業だったのですが、先生が話すスピードが早いこともあり、リスニング力がかなり伸びました。また、自分が指名されていないときでも、他のクラスメートが発音を直されていたら、自分も口ずさんでみる等、工夫をしながら授業を受けていました。出発した時期が春だったこともあってか、1クラスの人数は多く感じましたが、自分なりの工夫をしながら授業を受ければ、いくらでも環境は活かせると思います。

語学研修が終盤に差し掛かった頃から、履歴書の添削をしてもらったり、面接の練習をしたり、とインターンシップに参加するための準備が始まりました。

語学研修が終わってからインターンシップが開始するまで、友人に会いに、1人でブリスベンまでヒッチハイクをしました。

最終的には、1日ほどでブリスベンまでたどり着くことができましたが、途中のサービスエリアで乗せてくれる車が見つからず5時間待ちぼうけしていたときには、さすがにどうなるかと思いました(笑)。

3.新しいことの連続で様々な力が引き上げられた就労経験

インターンシップ先はスムーズに決まり、主に会計業務を行うことになったのですが…日本の大学で会計学などを学んでいなかった私はファイナンスの知識が足りておらず、業務に難しさを感じてしまいました。「頑張ってここで続けて、得られるものをきちんと得ないと」とわかってはいたのですが、新しい業務を増え、日々わからないことが増えていく内に、別の企業でインターンシップすることを考え始めました。ワールドアベニューの現地スタッフさんに相談したときに、「継続することの大切さ」を教えていただいたのですが、相談の結果、別の企業でインターンシップすることとなりました。私は、インターンシップ先を変更してしまいましたが、やはり一度やると決めたことをまず「続ける」ということが大切だと思っています。それは教訓として覚えておき、今後の自分の人生に役立てていきたいと思っています。

新しいインターンシップ先は、教育機関でした。一緒に働いている方のほとんどがオーストラリアの方で、常にネイティブスピーカーたちが話す英語に囲まれて働いています。主に、リサーチ・マーケティング業務に携わらせていただいており、日本市場における英語教育施設や留学エージェントについて調査し、CEOに発表する等の業務を行っています。また、語学学校から問い合わせがあった際には、電話対応もしています。耳だけで相手の言いたいことを正確に理解し、対応しなくてはならないため、最初はうまくいかないこともありましたが、徐々に電話にも少し慣れ、ある程度のことを聞き取って対応できるようになりました。この電話対応が1番難しかったです(笑)。

働く中で感じた日本と海外の大きな違いは、時間内に仕事を終わらせプライベートタイムも大切にするという点です。定時が17時なのですが、定時になったら皆すぐに帰ります(笑)。最近では、日本の会社もその傾向にありますが、オーストラリアはONとOFFがはっきりと分かれているなと思いました。どっちが正しいとかはないですが、実際に海外企業で働いてみたことにより、日本と海外の働き方や仕事に対する姿勢・考え方・価値観を知ることができて良かったです。

今後は、さらに英語力を伸ばしながら、帰国後の就職活動について考え、準備をしていきたいです。TOEICは、目標であった800点以上を取得することができたので、IELTSやケンブリッジ英検など他の試験にもチャレンジすることも考えています。また、帰国後は、IT系企業や商社への就職を目指して就職活動をする予定です。

4.留学を考えている方へのメッセージ

本当に英語の勉強を頑張りたいと考えているのであれば、ビジネスインターンシッププログラムはおすすめです。ただし、根性がないと頑張れないので、覚悟しておいてください(笑)。

「英語力が伸びるが心配」という方がいますが、努力次第でどうにでもなります。私も現に、渡航前は450点であったTOEICスコアを、渡航7ヶ月後には930点に伸ばすことができました。

ビジネスインターンシップに参加するかしないかで迷っているのであれば、ぜひやってみてください。