1.留学を決めたきっかけ
2.海外ビジネスインターンシップでの渡航を決めた理由
3.海外ビジネスインターンシップでの語学研修(ダブルスクール)
4.ビジネスインターンシップサポートと面接
5.休日の過ごし方
6.インターンシップ内容
7.帰国後の就職活動
8.留学を考えている方へのメッセージ
1.留学を決めたきっかけ
留学することを決めたのはプログラマーとして働いて6年目、 今後の「働き方」について考えるようになったことがきっかけでした。
もともと大学で情報関係の勉強をしていたこともあり、プログラミングの仕事はとても楽しく、さらにスキルを伸ばすため、よりレベルの高い会社に転職をしました。しかし、その会社に転職したことで、今後の「働き方」について考えるようになりました。というのも、同僚は皆プログラミングを趣味としており、職場でだけでなくプライベートでも勉強をしている方ばかりでした。常に新しいことを勉強できるとても良い環境ではありましたが、私はオンとオフ、仕事とプライベートをしっかり分けたいと考えていたため、全ての時間を仕事に費やすことは希望する働き方ではないと気づきました。そこでプログラミング以外の仕事に転職することを考えるようになりました。しかし、一つの分野で働いてきた私にとって、今後どのような仕事に就くべきか見当もつきませんでした。
そのとき思いついたのが、海外留学でした。学生時代から英語は好きで、苦手意識をもったことはありませんでした。また、以前ニューヨーク在住の親戚が日本に来た際、ロシア人の旦那さんと英語でコミュニケーションを取ったときにも、英語の面白さを感じた経験がありました。その時は仕事が忙しく、英語の勉強を継続することができませんでしたが、 退職を機に好きだった英語をあらためてしっかりと学んでみたいと思い、留学することを決めました。
2.海外ビジネスインターンシップでの渡航を決めた理由
退職を決意してから留学プランを決めるまで、実はたった1週間でした。
留学カウンセリングで最初に訪れた留学エージェントからはアメリカの大学での学部受講を紹介され、そちらにも興味を持ったのですが、最終的にはワールドアベニューの海外ビジネスインターンシップ・プログラムでの渡航を決めました。理由は 大学の授業を座学で学ぶより、海外でのインターンを通して実践的に英語を使った方が、帰国後の転職活動に活かせると考えたからです。
留学後は日本に戻ってきて働こうと考えていたため、転職活動に活かせる留学をしたいと考えていました。私自身、「英語の勉強がしっかりできれば」と留学プランにこだわりを持っていなかったのですが、ワールドアベニューのカウンセラーから「わざわざ退職して留学するのであれば、帰国後の転職活動にも活かせるように『英語プラスαの経験』をした方がいい」とアドバイスをもらいました。確かに英語のスコアを伸ばすだけであれば日本でもできます。 海外の企業で実際に働く経験を積める海外インターンシップは魅力的に感じました。
もともと良いと思ったことはすぐに行動に移すタイプということもあり、カウンセリング後、数日で海外ビジネスインターンシップ・プログラムに申し込みをしました。
3.海外ビジネスインターンシップ参加のための語学研修(ダブルスクール)
渡航して4ヶ月間、MIT InstituteとJET English Collegeの二つの語学学校に通いました。
MIT Instituteには午前8時30分から午後2時30分まで、JET English Collegeには午後3時から午後5時45分までというスケジュールでのダブルスクールでした。
MIT Instituteでは、レベルチェックテストの結果をもって、一般英語コースのインターミディエイトクラス(中級レベルのクラス)に振り分けられました。しかし、私に取って入ったクラスの学習内容はとても簡単で、自分のレベルに合っていないと感じました。そこで講師と交渉し、すぐにアッパーインターミディエイトクラスに変更してもらいました。その後、移動したケンブリッジ英語検定FCEの対策コースは、とても楽しく満足できる授業でした。FCEコースでは、「読む」「書く」「聞く」「話す」という4技能それぞれでレベルの高い授業が行われています。特にスピーキングやライティングの授業では、 カジュアル過ぎない言い回しやフレーズを学ぶことができたので、とても勉強になりました。講師もユニークな方が多く、楽しく授業を受けることができました。
JET English Collegeのカランメソッドコースでは、正直もっと発言する機会が欲しかったと残念に思っています。渡航したタイミング的にクラスの人数が多い(一クラスの最大人数である12人)時期だったことから、期待していたよりも発言する機会が少なかったためです。もちろん他の生徒が話している時、自分も口パクで練習していましたが、もっと徹底的に講師に発音矯正をしてもらいたいという気持ちがあったので、学校に掛け合い12人のクラスを6人ずつに分けてもらいました。
カランメソッドコースの後のビジネス英語コースではとても興味深い内容を学べました。 ビジネス英語コースで学んだ単語やフレーズは、その後の実際のインターンシップ中にも頻繁に使いました。そういう面では、事前にビジネスに関する単語を勉強できたことはよかったです。ただ、もっとたくさん単語やフレーズを学びたかったという気持ちは残っています。
4.ビジネスインターンシップサポートとインターンシップ先との面接
インターンシップの面接のために利用する履歴書の作成方法は、ビジネスインターンシップに参加したみんなで講義を受けました。基本的な書き方についてレクチャーを受けたことで、日本との作成方法の違いを知ることができました。一方、面接日が急遽決まったこともあり、面接の練習は一度、プライベートレッスンという形で講師と一対一で練習しました。
私のインターン先の面接はかなりカジュアルなスタイルでした。まずオフィスに行き、社内の様子を見学させてもらいました。その後面接担当の方とカフェにコーヒーを飲みに行きました。そこで会社の説明を聞き、いくつか質問をされるだけで面接が終了しました。
学校が終わってからすぐにこのインターン先で働き始めることができたので、かなり順調にインターンに進むことができたと感じています。
5.休日の過ごし方
先述しているようにオンとオフはしっかりと分けたいと考えるタイプだったため、留学中も、勉強は学校で集中!休日は勉強勉強せず、自由に過ごす!というスタイルで生活していました。
例えば、学校ではケンブリッジ英語検定 FCEの勉強に集中して取り組み、家では余力があれば新しい単語を覚えることもありましたが、基本的にはNetflixを見たり友達と遊びに行ったりするなど、かなり自由に過ごしていました。
オーストラリア滞在中何度か引越しをしましたが、前半に住んでいたシェアハウス先には韓国人・ベトナム人・イタリア人・インドネシア人などが住んでいました。その中でも、韓国人とベトナム人とは特に仲良くなったので、よくご飯を食べに行っていました。
6.インターンシップ内容
私のインターン先はIT系の企業で、 ウェブのアプリを提供している会社でした。30〜40人ほどの少数精鋭の会社で、営業・カスタマーサポート・アプリ開発と大きく3つの部署に分かれていました。
インターン初日、担当者から希望する部署を聞かれました。私は英語力を伸ばすためカスタマーサポートを希望し、午前9時から午後5時まで週5日、6ヶ月間働きました。
カスタマーサービスの仕事は多岐に渡りますが、一番多かったのは 開発・販売したウェブツールの使い方に関する相談でした。
例えば、私の働いていた企業では、FacebookやインスタグラムなどのSNSにアップされた画像の情報を収集し分析するというシステムを販売していました。購入いただくことでお客様専用のサイトを作成し、そのサイト内で必要な情報を集めることができるという仕組みです。しかし、利用し始めたばかりのお客様はすぐにうまく使いこなすことができないため、お客様に代わり、欲しい情報を収集するための設定やそのサポートなどを私たちカスタマーサポートのスタッフが行っていました。また、 本来であればディベロッパー(アプリ開発担当者)に相談するような内容も、プログラマーだった経験を活かしその場で解決することもありました。そうすることで他のカスタマーサービスのメンバーが喜んでくれたので、以前培ったスキルが役に立っていることを実感しました。
海外インターンに参加して良かったと思う点は、ネイティブ環境に身を置くことで、 英語力を飛躍的に伸ばすことができたという点です。私のインターン先は、オーストラリア人・アイルランド人・アメリカ人・イギリス人など、 ネイティブしか働いていない環境でした。そのため、インターンを始めたばかりのころは ネイティブ同士で使う言い回しやニュアンスなどを理解することに苦労しましたし、毎週開催されるチームミーティングは何を言っているのかほぼ理解できない状態でした。また、会話の途中でもお互いどんどんかぶせて話すので、そのスピードについていくことが本当に大変でした。しかし、苦労した分、リスニング力・スピーキング力はかなり伸びました。6カ月間働くなかでビジネスの場におけるネイティブの会話の大半を理解することができるようになりました。
7.帰国後の就職活動
私は今後、海外で働きたいと思っています。現在は海外転職に強い派遣会社に登録し、積極的に就職活動を行っています。海外でインターンを行ったことで、仕事とプライベートとメリハリを付けた海外の働き方は自分の理想だと感じました。日本では1日2時間程度の残業は当たり前のように行っていましたが、インターン中残業しているスタッフはほぼいませんでした。もともと退職をしようと思ったきっかけも仕事とプライベートのバランスを重視したいという点だったため、インターンをしたことで日本より海外での働き方の方が自分には合っていると感じました。
8.留学を考えている方へのメッセージ
やりたいと思ったなら行動するべき!やらない理由を探すよりやりたい理由を見つけて行動し、自分の明るい未来を見つけてください。
先日体験談にご協力いただきましたKojiさんより嬉しい報告をいただきました。
ビジネスインターンシップから帰国後、転職活動を終え、5月末より外資系のITとメーカーを融合した会社に就職されたそうです!
留学の目的であった年収アップ・キャリアアップに繋がったとのこと!
本当におめでとうございます。
Kojiさんの更なるご活躍を期待しています。