Miyu Jimbo

留学期間
2018年9月~2019年6月
滞在都市
オーストラリア
参加プログラム
海外ビジネインターンシッププログラム
インターン先
旅行会社
「大変だった分、目に見えて英語力を伸ばすことができました!」と嬉しそうに報告してくださった美憂さん。9ヶ月間の留学生活でTOEICスコアを300点近く伸ばし、855点を取得しご帰国なさいました。今回はそんな美憂さんの体験談をお送りします。

 

憧れの航空業界で働くために決めた海外インターン


大学3年生になり、就活を見据え自分の大学生活を振り返った時「この大学生活の間、私がやってきたことは何だろう…」と悩んだことが留学を決めたきっかけでした。授業やアルバイトなど精力的に取り組んでいましたが、他の大学生と比べたとき、特筆すべき強みがないと気づきました。小さい時からずっと航空会社で働きたいと考えていますが、人気の業界だからこそより一層強みが必要です。また、英語力も求められます。小学生の時から英会話を習っており英語は好きでしたが、スコアには結び付いていませんでした。 英語力を付けるためにも、他の人とは違う経験を積むためにも休学して留学することを決めました。
留学を調べ始めた当初、語学留学を考えていました。高校2年生のとき3カ月ほど学校のカリキュラムで短期留学をしていたため、「留学といえば語学留学」というイメージを持っていたからです。しかし、多くの大学生が留学しているなかで、みんなと差別化できる経験をしたいと考えるようになりました。そんななか出会ったのが、ワールドアベニューの海外ビジネインターンシッププログラムでした。
とにかく英語力を伸ばしたいと考えていた私は、海外ビジネインターンシッププログラムの話を聞き「これだ!」と思いました。実はカウンセリングを受けたのはワールドアベニューが1社目だったのですが、1社目でぴったりのプログラムに出会えて本当にラッキーでした。
渡航までの期間はバイトをしながら英語の復習をしていました。正直TOEIC対策はほぼしていませんでした(笑)。

ダブルスクールについて


ダブルスクールは本当にハードでした……。家が遠かったこともありますが、朝起きるのが本当に辛かったことを覚えています(笑)。
MIT Instituteはアッパーインターメディエイト(中の上級)から始まり、2ヶ月目からIELTS対策コースに移動しました。IELTS対策コースは、「読む」「書く」「聞く」「話す」という4技能のうち、毎日1つの技能に絞って集中して勉強します。毎日模試を行ってその点数をクラスメイトに発表する必要がありました。テスト結果が良くない日は悔しくて、家に持ち帰って復習していました。 毎日模試があったからこそ、勉強を継続することができたと思います。MIT Instituteの先生はゲームを取り入れるなど授業に工夫をしてくれ、とても教え方が上手い方ばかりでした。また、きちんと問題が解けているとほめてくれるなど、生徒のモチベーションをしっかりあげてくれました。IELTS対策コースは毎日テストがあるので大変でしたが、先生が良かったからこそ、1度もクラスを変えたいと思うことはありませんでした。IELTS対策コースにはブラジル人や韓国人、コロンビア人と日本人の10人前後の生徒がいました。少人数ということもあり、誕生日の人や卒業するクラスメイトがいると皆でお菓子パーティをするなど、とても仲良くなることができました。
一方Jet English Collegeは慣れるまで本当に大変でした。初日、ポンッとクラスに入り授業が始まったとき、授業の進み方が分からず「みんな何をしているんだろう」とぽかんとしてしまいました(笑)。ネイティブスピードで進む授業は速くついていくのに必死でしたが、1〜2週間ほど経つと慣れることができました。他の生徒が話しているときも自分の口の中で繰り返して練習していたので、45分の授業はあっという間に終わりました。当初は繰り返すだけで本当に伸びているのかと心配になることも正直ありました。しかし、 洋画を見たとき「俳優の台詞を聞き取れるようになってる!」と気づいたときとても感動しました。
最後のビジネス英語コースに入ってからは、もっとクタクタになりました(笑)。というのも、私は日本の大学で国際学部に所属していたため、ビジネスの知識が全くなかったからです。質問の内容だけでなく、単語すら分からないことも多々ありました。その単語を日本語訳しても意味がわらずお手上げ状態でした(笑)。同じタイミングで渡航した他のビジネスインターン参加者に助けてもらいながら、なんとかビジネス英語コースを修了することができました。

面接対策と面接

カランメソッドの3限目の授業では、面接でよく質問されることとその対策を学びました。他にもレジュメの書き方を教えてもらったり、ディベートをしたり面接の練習をしてもらったりしました。
それ以外にも、履歴書の書き方のサンプルをもらい、それにならい自分なりに作成しました。内容を添削してもらい、実際の面接に使っていました。また、プライベートレッスンで2コマ分面接練習をしてもらいました。
第一希望の企業だった旅行代理店の面接を受けたときは、とても緊張しました。しかし、志望動機など簡単な質問をされただけでスムーズに合格することができました。旅行代理店も志望している業界の1つなので、合格と言われたときは飛び上がるほど嬉しかったです。喜び過ぎて初日持っていくものを聞き忘れたほどでした(笑)。次の月曜日から旅行代理店でのインターンが始まりました。

インターンシップ内容について


私は旅行代理店で会計の仕事をしていました。数字が得意でない私は他のインターン生に教えてもらいながら仕事を覚えていきました。まずは必要なデータをネットからダウンロードし、それを指定されたフォルダに振り分けるところから始まり、エージェントに支払った金額をリスト化したり、銀行との取引のデータを入力したりするなどエクセルを駆使する仕事が多くありました。また、私のインターン先は本社で、情報等を管理する場所だったこともあり、クライアントがミーティングに来たときに受付をしたり、お客さんがチケットを窓口に支払いにきた時に対応したり、スリランカオフィスとスカイプをしてチケットの価格を調べてもらったりと外部の方とかかわる機会もありました。電話対応をするときは他のインターン生がフォローしてくれたのでなんとかこなすことができました。
一番大変だったのはパソコンの操作です。そもそも英語でのタイピングが慣れていないうえに、エクセルの表記も全て英語のため、はじめはとても苦労しました。何度も繰り返しすることでできるようになったときはとても嬉しかったです。
また、新しく入ってきたインターン生に仕事を教える業務も苦労しました。自分で理解していることも、他の人に説明するのはとても難しいことでした。ただその仕事を任せてもらったことで、英語を伸ばすことができたと思います。
今回 海外インターンをしたことで仕事を選ぶ幅が広がりました。今まで会計の仕事は考えていませんでしたが、今回働いたことで事務系の仕事に就くという選択肢が広がりました。

シドニーでの留学生活について


私のシェアハウス先は学校から30〜40分ほど離れた場所にありました。バス通学をしていたのですが、通勤ラッシュのときは1時間くらいかかることもあり、早寝早起きの習慣が身に付きました。女性オンリーで少人数のシェアハウス先を探していたところ、日本人がオーナーのシェアハウスを見つけました。日本人同士だったためとてもきれいで快適なシェア先でした。女性4人で住んでいましたが、生活リズムがバラバラでリビングやキッチンで鉢合わせることもほぼないため、一人暮らしのように生活することができていました。ゆっくり体を休められることと、勉強する時間を確保することができる環境を求めていたのでピッタリでした。初めは日本人同士で住むことで日本語を話してしまうのではないかと心配したこともありましたが、そのようなことは全くなく、自分の行動次第だなと改めて感じました。平日の放課後は買い物をして帰宅し、夕飯を食べて翌日のお弁当の準備をし、勉強して寝るという生活を送っていました。土日は買い物をしたり観光地を訪れたりのんびり過ごしていました。
私は月曜日から水曜日の週3日間、9時から17時までインターンをしていたので、残りの3日間は家の近くのお寿司屋さんでアルバイトをしていました。日本でもお寿司屋さんでアルバイトをしていたこともあり、経験を活かせると考えたからです。そのアルバイト先はネイティブのお客さんも多く訪れる店だったため、常連さんと仲良くなることもできました。留学したことで日本のことを再確認することができました。日本人が考える日本と外国人が考える日本は違うと気づき、日本のことを考える良い機会になりました。

帰国後の目標


今後の就職活動では第一志望である航空関係だけでなく、ホテル関係や旅行業界などを受けようと考えています。今までは自分が接客する立場に立ちたいと考えていましたが、今回海外インターンをしたことでサービス内容を企画する仕事にも興味を持つようになりました。実際に仕事をしたことで、今まで選択肢に入っていなかったことにも興味を持ち、考えが広がりました。また、私のインターン先ではインターン生も時間内にすべきタスクが決まっていたことから、働くことは本当に大変だと改めて感じました。
将来に活かすため 帰国前受けたTOEICは855点まで伸ばすことができました。また、中国語検定も受ける予定です。今回インターン先の正社員もクライアントにも中国人を含むアジア圏の方が多くいらっしゃったことで、英語の次は中国語を習得するべきと感じたからです。大学2年生のとき一度勉強していたため、再度勉強を始める予定です。

これから渡航する方へのメッセージ


留学は行って損することはありません!いきたいと思っている方はぜひ挑戦してほしいです!
今回の留学を通して、私の性格は大きく変わりました。留学するまでは周りに気を使ってしまうタイプで、自己主張が苦手でした。しかし海外の方はみんな「私はこう思う」「私はこうしたい」と自分の意見を持っています。「私はこうしたい」という主張をしないと私のことを理解してもらえません。だからこそ、自分の意見や考えを主張することができるようになりました。自分の考えを話すようになったことで、周囲の人からよりよいアドバイスをもらうこともできました。アピールすることの大切さをとても感じた瞬間でした。
ぜひ皆さんも頑張ってください!