インタビュー内容
ビジネスインターンプログラム参加の理由と参加前の状況
留学したきっかけを教えてください
母親が病気になったことが大きなきっかけです。そして更にその時に病院で働いていて目の前の患者に楽しい思いをさせてあげたいと思ったからです。あと、人生何があるかわからないし一度きりの人生、今ある時間を大切にしたいと思いました。
前から留学したかった理由として、高校を卒業して専門学校に2年通って就職をしたのですが、学生時代にずっと成田空港でアルバイトしていました。そこで外国人と関わる機会がたくさんあって海外に興味を持っていて、英語が話せるようになりたいと思う気持ちがありました。でも将来を考えての就職先はやっぱり安定している職業のほうがいいのかなと思い病院に就職しました。就職した病院でも英語を使う機会は少しありましたが、そんなに頻繁ではありませんでした。
日本で働きながら勉強することも考えましたが、やはり集中して語学を学ぶことは海外に行って勉強するほうが中途半端にならなくていいんじゃないかと思いました。そして「前からやりたかった留学を今するしかない」と3年働いたタイミングで留学を決意しました。
ビジネスインターンシッププログラムはどのように知りましたか?
携帯のブラウザで留学サイトを調べた時に、何個か候補が上がり資料請求をしていました。いくつかの資料が届きましたが、 その中の一つがワールドアベニューでした。
その時点では、行きたい気持ちは山々でしたが、お金もかかるし、 何より親にとても反対されていました。 そもそもその時一人暮らしをしていたのですが、それ自体も反対されていたので、留学なんて夢のまた夢でした。
でもやっぱり行きたい気持ちは人一倍あって、その想いをワールドアベニューの担当スタッフに伝えたところ、詳しい説明をしてもらい、最善の留学方法を一緒に考え、背中を押してもらいました。そのとき、ぼんやり描いていた留学に対する気持ちがより明確になり、 親を説得することに成功しました。
その後も出発ギリギリまで「本当に行くの?」と何度も問われ続け、仕事を辞めること自体もなかなか言えなかったのですが、どうしても行きたかったので、今しかないということをしっかりと伝えました。
改めて考えると、ワールドアベニューの担当スタッフがいたからこそ私の留学が叶いました。常に励ましのメッセージをくれ、 心が折れそうになった時も力になってくださっていました。親が終始留学に協力的ではなかったので、留学を決心した際に、給料が比較的低い医療事務を辞めて、シフトで時間数の入れるアルバイトに変更して留学資金を貯めました。
今後どうなりたいか何度も担当スタッフとお話をしたのですが、戻ったら英語を使うホテルで働きたいなと考え、 それであれば普通の留学とは違ったビジネスインターンシッププログラムで参加しようと思いました。ホテルで働きたいと思ったきっかけとして、お母さんが病気になって、そのお母さんがホテルが大好きなので、私が働いてるところで美味しいご飯を食べていただきたいなと思ったからです。
留学資金はすべて自分で貯めたということですか?
はい。(笑)結構大変でしたが、 どうしても留学をしたかったので頑張りました。
本当に反対をされていたので、自分で貯めるしか方法はありませんでした。また留学の知識もなかったので、 何をしたらいいのかわからなかったですし、 お金もどのくらい貯めればいいのかわからなかったので、最初は真っ暗闇を進んでる感じでした。 そこでもワールドアベニューの担当スタッフが細かい数字まで教えてくれたので、しっかりと目標を立て、期日までにしっかり貯めることができました。今更ですが、本当に感謝しています。
渡航後オーストラリアでの生活
オーストラリアでもアルバイトはしたのですか?
はい。最初の一ヶ月のホームステイが終わる直前に探し始めて、2ヶ月目から働き始めました。最初は英語が喋れなかったので英語が喋る機会が多めの日本食レストランからスタートしました。その後も、なるべく英語が喋れる アルバイト先を探して仕事していました。
トータルで4−5つの場所でアルバイトをしたのですが、1つの場所は、お客さんがローカルの人ばかりで、電話もそこで取らせてもらえたので英語の面でも非常に勉強になりました。
留学をして英語力は伸びましたか?
はい、留学当初は、ゼロというよりもマイナスというくらい英語力が一切なかったので。(笑)
英語は好きではあったので、学校で学ぶ分くらいは勉強していましたが、専門に入ってから一切勉強していなかったですし、働いてしまってからは全然英語に触れていませんでした。
自分で言うのも何ですが、その私が海外の企業2社でインターンシップをしたり、電話も取れるようになったのはすごい成長したなと思いますね。留学に来る1年前くらいから準備をし始めたのですが、スピーキングなどは特に勉強するのが難しかったです。こっちに来てからその勉強スピードとは比較にならないくらい伸びたと思います。やはり必要に駆られると一気に伸びるなと改めて感じました。
英語力を伸ばしていく上で壁にぶつかりましたか?
何回もぶつかりました。(笑)
学校に行った初日も日本人が1人もいなく、スタッフも全員外国人なのでどうすればいいか全くわからなく、本当に困ったことを覚えています。
ホームステイ先でも全然聞き取れなかったので、せっかく親切にしてくれているのに自分の思っていることを伝えられなかったことが非常に悔しかったです。また、勉強を始めて3ヶ月くらいのときにも次の壁が現れ、英語が伸び悩んでいました。
留学していた語学学校に関して教えてください
私はMEGAというシドニーの中心地にある学校に通っていたのですが、英語は基礎の基礎からスタートし、わからないこともたくさんでした。周りに日本人がいなく、モチベーションが高い人が多かったので、切磋琢磨して頑張ることができました。わからないことも日本語で頼ることができなかったので、友達に英語で質問して、次は絶対に間違えないように意識して取り組んでいました。
学校は、本当に様々な国の人がいました。
タイ、韓国、フランス、インドネシア、ブラジル、イタリアなどなど挙げたらキリがないくらいたくさんいました。朝から2時過ぎまで週4日みっちり勉強し、その後にアルバイトや、学校の友達と遊び、積極的に英語環境を作りました。
専門学校のCertificateの授業はどうでしたか?
英語のクラスとは全然異なり、先生もホワイトボードに書いたりしないので、話をしっかりと聞けないと課題で何をしたら良いのかすらわからなかったので常に集中をしなければいけない環境でした。10週間、10週間の2タームだったのですが、最初の10週間の先生は、特に厳しめだったので必死に食らいついていましたね。笑
授業内容は、ビジネス中心で、会社でインターンシップとして働く際にとても役立つ内容でした。例えば、経営者に近い立場で働くことになったときに必要なことをディスカッションしたり、レポートにまとめて提出をしたりという形でした。違う教科では、プレゼンテーションやグループワークをやったりもしました。
授業は週2−3日だったのですが、授業時間内に終わらなかったりすると残って課題に取り組む生徒も何人かいましたし、語学同様、Certificateのクラスも日本人がいなかったので、色々な考え方を身につけることができました。
海外インターンシップに関して
インターンシップに関して教えてください
2017年1月くらいにサーフィン系の旅行会社でインターンシップが決まり、サーフシーズン真っ只中に働き始めたのですが、同じタイミングでもう一個応募していた企業からもインターンシップの内定が出たので特例として2つの企業でインターンシップをさせていただくことになりました。
そのタイミングは学校を夜のコースに変更したので、毎日インターンシップを行い、そのあとに学校に通いました。また、学校がない日はその後にアルバイトにいくというハードなスケジュールで生活していました。(笑)少し大変でしたが、とても充実した生活を送っていたと思います。
もともとサーフィンをやったことなどなかったので、最初はわからないことだらけでしたが、実際にその旅行にも参加させてもらったので、非常に良い経験ができました。
もう1つのインターンシップ先は福祉系の会社でインターンシップをやっていたのですが、帰国直前の今まで続けていました。色々と教えてもらい、新しいことにも挑戦させてもらえ、結局9ヶ月近くインターンシップをさせてもらいました。最後にやめるときにもサプライズでケーキやプレゼントを用意してもらいました。
海外インターンシップ・プログラム渡航前と実際に来てみたときの印象の違いなどはありましたか?
来る前は何をするのかも正直想像がつかなかったので、期待通りの新しい経験を積むことができました。最初の語学学校では、ただがむしゃらに英語を伸ばすことに没頭していたので、海外インターンシップに関しては語学学校終了直前で、「どういうことをやるのだろう、私にやれるのかな?」と不安になったのを覚えています。笑
インターンシップが始まってから、学校のビジネスコースが始まったのですが、最初はインターンシップも学校の授業も基礎的なところから始まりました。インターンシップが始まった数週間はパソコンを使わない業務が多かったのですが、徐々に難しいタスクを振ってもらうようになりました。当時Microsoft Accessなどデータベースに関して学校で勉強をしていたのですが、それをインターンで任されるようになってきたときは、学校の授業をそのままビジネスで使えているという実感があり、とても嬉しかったのを覚えています。
ビジネスコースをやりながらインターンシップをすると、学校でやったことをそのまま実践で活かせるので非常に勉強になるのでおすすめです。ビジネスの単語など、普段の生活では出てこなかったので、学校で勉強できて良かったです。
また、2つのインターン先は対照的だったので、バランス良くスキルを身につけることができました。
サーフィンの会社では、カスタマーサービスがメインの業務で、オフィスで顧客対応や旅行の集合場所での接客を主にやりました。また、アジア系の学校や組織に出す広告作成のサポートなども行いました。まず誰にアプローチするべきかをリサーチし、その人に広めてもらえるような内容を考案しました。
福祉の企業では、本当に色々なこともやらせてもらいました。
週末に障害を持った人が集まるキャンプみたいなものがあったのですが、それの準備をしたりするところから始まったりしましたが、途中からパソコンを使用するようになり、ワードやエクセルはもちろん、Microsoft Accessをやったり、最後の方ではアカウンティング業務をやらせてもらい、振込の手前まですべてやらせてもらっていました。責任感を持ってやれることができて非常に勉強になりました。
両方の企業に言えることですが、オーストラリアの企業は、時間になったらみんなすぐに帰るのですが、それまでの集中力がものすごいなと思いました。仕事モードとオフモードの切り替えやメリハリが上手なのだなと感じました。
インターンの人とは仲良くなりましたか?
はい、非常に仲良くなりました。
サーフィンの会社は、イギリス人やアメリカ人が多かったので、本当にネイティブの環境でした。福祉の会社は、とても多国籍で色々な国の人がいました。福祉系のアジア人の社員さんとは非常に仲良くなり、私が日本に帰るタイミングで彼女も日本に旅行しに来ることが決まりました。(笑)先週も、その方の家に泊まり旅行の計画を立てていました。
さいごに
日本に帰ったらどういう自分を思い描いていますか?
まず、前述したようにホテルで仕事をすることを考えています。
絶対英語に携わりたいなというのがありますし、何個かやりたいこともあるので、海外インターンの経験を十分に活かして良いところに転職を決めたいなと思います。(後日、見事勝ち取っています。)
また、海外でインターンシップをして、日本に帰っても本当にやりたいと思える仕事に応募して、簡単な仕事に落ち着かず、少し背伸びした仕事をしたいなと思いました。このビジネスインターンシップの経験を活かして、英語を使って接客ができる、自分が好きな仕事を勝ち取りたいと思います。
ビジネスインターンを検討している方へメッセージをお願いします
日本で働いていると辞める決断はなかなか取れないと思いますし、留学をするとなると時間もお金も必要とされるため、悩むことが多いかなと思うのですが、やらないで後悔するのは本当にもったいないことだと私は思います。そして、思った時期にやらないと一生やらなくなってしまう可能性が高いと思うので、迷っているのであれば飛び込むべきタイミングは今だと思います。
私は、本当に満足する留学になりました。
親には賛成されていなかったため、決まった期間で帰らなければいけなかったのですが、それが功を奏し、ダラダラせずやりたいことを思っきりやる充実した留学に繋がったのかなと思います。