この記事では、現役大学生がワールドアベニューの海外インターンシッププログラムに参加する際に、必ず検討する必要のある「休学」に関して見ていきたいと思います。
皆さんの周りにも、海外留学のため、長期インターンシップや起業のため、世界一周をするためなど様々な理由で休学という選択を採る人たちが増えているのではないでしょうか。しかし、いざ自分が休学をするかどうかを考えると、「休学をすることが今後の進路にマイナスに働く場合はないのだろうか」と不安になられる方も多いかと思います。ワールドアベニューの海外ビジネスインターンシップのサイト内「海外ビジネスインターンとは?」に概要を記載しておりますが、改めて休学に関する情報をまとめてみました。
休学制度を活かしたインターンシップ留学
https://world-internship.com/about/time-off-school
休学に対する不安
休学をするにあたり、主に考えられる不安材料は、下記3点に分類されるのではないでしょうか。また、それをクリアにしないまま休学をする場合、デメリットとして考えられてしまう恐れがあるでしょう。
- 休学後の学校生活に対する影響
- 就職活動に対する影響
- 金銭面の負担
休学後の学校生活に対する影響
1年の休学を終え、復学をした際には一緒に入学した友達、同じ教科を専攻していた友達は1つ上の学年に進んでしまいます。確かに一緒に大学生活をともに過ごしていた人たちと離れるのが寂しいという気持ちは理解できますが、本当に自分にとって価値のあるお友達であった場合、学年が違うのが原因で疎遠にはならないかと思います。また、学生生活を友達と一緒に楽しむことは非常に良いと思いますが、将来のすすむべき道を考えたり、就職活動を考えた際に、大学生活をただ楽しく過ごしている大多数の中の1人になるよりも一歩飛び出ることによって得られる経験の方が大きいのではないでしょうか。また、周りがしていない経験を友達にシェアすることにより、より近い存在になることも考えられます。そして、復学時には新たな出会いがあり、そこで自分にとって大事な人と繋がる可能性もあります。この影響に関しては、自分の気持ち次第でポジティブなものに変えていくことができると考えています。
就職活動に対する影響
一番大きな不安として考えられるのが、休学によって就職活動に不利に働くのではないかという点かと思います。こちらに関しては、ポジティブに働く場合とネガティブに働く場合の両方が考えられ、明確な判断基準はありません。最終的には面接官が休学をどう捉えるか、求職者が休学の内容をどうプレゼンテーションできるかによって判断されます。
就職活動にネガティブに働く可能性がある可哀想な例を挙げると、病気で休学をした場合、面接官の中には、「もし入社をしても病気が理由で長期離脱をする可能性があるかもしれないな」という理由でマイナス評価をつける人もいるでしょう。また、遊びたいから休学をするなどの理由も面接官に気づかれれば、同様にマイナスの評価がつけられる可能性が高くなります。
少し話の論点から離脱しますが、留年も全く同じで、スポーツを最後までやりきるために就活を後回しにした場合は、しっかりと翌年に内定を取っているという例もあります。しかし、遊んで単位を落としての留年だとわかった場合は、入社した後に大事なところで頑張れないかもしれないとネガティブに捉えられることもあり得ます。
この影響に関しては、海外ビジネスインターンシップを行うのであれば心配する必要はないと考えています。
海外で働ける英語力を身に着け、さらにその英語力を使って中長期間インターンシップを行える学生はなかなか見つけられませんので、ポジティブな休学だと捉えてくれる企業がほとんどだと思います。
金銭面の負担
世間一般では、就職活動への不安の方が大きく捉えられがちですが、休学費用の方がネックになるのではないかと考えております。国立大学などで休学費用を課さない、もしくは低額の費用で休学が可能な制度を整えている学校が増えてきておりますが、私立の学校では、授業料の半額分やそれ以上を休学費用として課される場合もあります。自分の大学がどうか事前に調べておく必要がありますが、留学をする人の人数が増えている昨今、それをサポートする制度も充実してきているのが現状です。また、極端な話をすれば、今この時期にしかできない自己投資を行い、この経験を活かして就職活動に成功したのであれば、将来投資以上の給与アップが見込めるでしょう。
休学するメリット
一番のメリットは、「まとまった時間やしっかりと考える時間を取れる」という点だと考えます。
大学生活を送っていると、バイトにサークルに明け暮れ、いつの間にか就活の時期になっていたという話はよく聞きます。忙しい毎日を送っていると、意識的に時間を確保しない限りいつの間にか時間が過ぎて自分の人生について考える時間を確保できないのが現状です。また、そのまま考えずに就職活動を迎えた場合、何をしたいのかもわからず流されて決めてしまう就職活動になり、3年以内に転職をせざるを得ない状況になったり、就職先が決まらないという結果に陥る羽目になります。
その点、休学をして学校の授業から少し離れることによって、自分の時間を増やすことができます。それを利用して留学をした場合、少し友達や親元から離れたところでの生活によって現在や将来のために考える時間を過ごすことが可能です。その結果、本当に行きたい企業や人生を見つめ直す時間ができ、企業と学生のミスマッチによる早期退職のリスクも削減できるのではないかと思っています。
更に海外インターンシップに参加して得られるメリット
さらに海外インターンシップを行うために留学をした場合、周りも就職活動を積極的に意識している人たちが多いという背景に加え、複数の壁を段階的に用意することによって、自分自身を見つめ直すことが可能です。
また、「生活の仕方が変わる」、「キャリア感がつく」、「新しい高い意識を持った人たちの人脈ができる」なども海外インターンシッププログラムだからこそ得られるメリットではないでしょうか。その結果、復学したあとの1年の価値も上げることができ、就職活動まで良い流れのまま進むことができます。
実際に海外インターンを終了し3年時から復学している多くの学生から「海外インターンとして留学したおかげで残りの大学生活の過ごし方が圧倒的に変わった」「今までこんな挑戦をしようと思わなかったけれど、何か価値のあることをやろうとしないと逆に時間を無駄に過ごしているような気がするようになりました。」という声をいただいております。
休学するタイミング
最後に、どのタイミングで休学をするかに関して、基本的にはどの時期でも問題ないですが、なるべく早い方が良いと考えています。理由として、4年次を休学する場合だと帰国してすぐに就職活動をする必要があるからです。4年生前期を休学して海外インターンシップを行うことも通常の就活スケジュールには影響ないですが、外資企業の面接やサマーインターンを受けるとを考えると1年丸々の滞在ではなく、少し早めに帰国する必要も出てきます。下記のスケジュール例を参考にしてみてください。
後期休学で海外インターンシップに参加する場合のスケジュール例
3年と4年の間で海外インターンシップに参加する場合のスケジュール例
2年と3年の間で海外インターンシップに参加する場合のスケジュール例
まとめ
いかがだったでしょうか。
休学に対する不安をゼロにすることは難しいかもしれませんが、自分の意識次第や休学時の過ごし方によって休学をしたからこそ得られた貴重な経験に変えることができます。85歳までの人生と考えると、この時期に自分へ1年の時間を投資したところで大きな遅れではありません。それよりも周りに流されて興味の持てない仕事を数年やらなければいけない人生を送らずに済んだと考えれば、この休学期間は非常に有意義な1年だったと言えるのではないでしょうか。