旅行を決めた際に「準備」で頭を抱えたことがある方も多いのではないのでしょうか。
普段何気なく生活をしている時は、欲しいものがすぐ手の届くところにある場合がほとんどなので、日常生活で特別な準備で困ることは少ないと思います。しかし、これから1週間海外で生活をしてくださいとなった場合、何を持っていったらいいのか、どういうことに注意をしておくべきか色々と悩まれると思います。それが、1週間の旅行ではなく、初めて長期間海外で生活をするとなれば、何が必要になるか不安になるのは当たり前ですよね。今回は、海外でビジネスインターンシップをすることに焦点を当て、「心」と「携行品」の2つの準備に関してご紹介します。
海外インターンシップに必要な「心」の準備
最初に見出しを見て、心の準備なんて。。。と思われる方も多いと思いますが、海外インターンシップを価値のある経験にするために意外と大事なのがメンタル面での準備だと思っています。
この海外インターンシップ準備の記事を見ている時点で日本でのインターンシップよりも意味のあるインターンシップをしたいと思っている方や、海外留学で勉強をするだけでなく、実際に海外で職務経験を積んでみたいと思っている方、そして周りのそういった方をサポートしている方々だと思っているため、まずは重要な「心」の準備を簡単にお伝えさせていただきます。
海外でインターンシップをするとは?
日本でも就職活動の前にインターンシップを行うことが主流になってきましたが、海外でインターンシップをするということは就業状況が大きく異なることを理解しましょう。
日本でのインターンシップは、自分と企業が合うか合わないかという判断の場として使える短期間のものや企業がブランディング目的で数十人以上の学生を受け入れるイメージが多いと思います。しかし、海外の大学生は、採用をしてもらうために中長期のインターンシップをやる場合がほとんどです。イメージとしては、日本のITベンチャー企業が戦力になるようなエンジニアを募集をしているような感じですね。想像をしていただくとわかるように無給インターンシップでも企業には多くの見えないコストが発生します。トレーニングをするために必要な準備費用もそうですし、インターンシップ生に社員を1人割くだけでも人件費が発生します。
その状況下で、日本に帰国後に就職活動をするというのが前提でインターンシップ生としてチームに加わるのであれば、「心の準備」が必要な理由がわかると思います。企業の人事側になってみてください。「何故あなたをインターン生として雇う必要があるのですか?」という質問をしたくなりますよね。そうすれば自ずと「海外に渡航する前まで半年あるな、半年の間に英語のベースとなる語彙力と文法をの参考書を完璧にしておこう」などの具体的な準備につながると思います。
海外インターンシップに必要な「携行品」の準備
海外インターンシップをする場合、最低でも海外で3ヶ月以上滞在することがほとんどだと思いますので、それを前提にお話させていただきます。最初に海外インターンシップに参加するからこそ必要なものをご紹介した後に海外生活をする際に必要な一般的な携行品のご紹介をしたいと思います。既に海外でインターンシップをすることを決めている方は、ワクワク、ドキドキしながらの準備になると思いますが、準備に時間がかかるものもあるため、早めに取り掛かるようにしましょう。そして、ものを揃えながら、何を成し遂げるための海外インターンシップかを改めて考え、夢や希望、そして具体的な目標も一緒に詰めていきましょうね。
海外でインターンシップをするときに必要なビジネスグッズ
基本的には就職活動の際に必要になるようなビジネスアイテムがほとんどですが、一般的な留学準備には書かれていない項目になっていますので、改めて何のために渡航をするのか、そしてそのために何を準備する必要があるのかということを考えてみてください。
スーツ
ホテルインターンシップやボランティアをするのとは違い、しっかりとビジネスインターンシップをするのであれば、スーツは必須です。海外の企業なので、普段はオフィスカジュアルやキレイめな私服でも問題ないところもありますが、最初の面接や大事なミーティングなどではスーツ着用が求められることがほとんどです。海外で調達をしようとしても外国人とはサイズが全然違うため、オーダーメイドで作る必要が出てきたり、あとで送ってもらおうとすると送料だけで1万円以上かかってしまったりすることもあるため、事前に準備をしておきましょう。
名刺入れ
前述したように、海外の企業ではインターンシップ生でも戦力の1人として認められることが多いため、長期のインターンシップであれば、名刺を作ってくれるところもあります。名刺を作ってくれなかったとしても、インターン先の人と商談に行く際には名刺を渡されることになります。そのときは、お財布に入れたりすることのないよう、名刺入れがあると非常に便利です。また、この繋がりが海外生活をしていく上で重要になってくることもあり得ます。いただいた名刺を大事に扱うためにも持参しておきたいですね。
ビジネス仕様のカバン
海外でインターンシップをするときにとても必要なのが、ビジネス用のカバンです。現地の外国人でもスーツにリュックを背負っている姿を見るので私服用のものを活用していも問題はありません。しかし、ビジネスと私用で混合させてしまうと週末、週明けで荷物を移したりと、非常に面倒になりますし、忘れ物や紛失を避けるためにも1つは準備をしておきたいとおころです。
パソコン
企業によっては、余っているパソコンを使わせてくれる場合もありますが、持参をしてくださいと言われることもとても多いのが現状です。現地購入もできますが、日本語キーボードと配置が違うので使いづらい、日本に帰ったら保証が効かないなどの問題がないよう、日本から持ってくることをおすすめします。その場合、ワード、エクセル、パワーポイントなどのMicrosoft Officeやウイルス対策ソフトが入っていることをおすすめします。
SIMフリーのスマートフォン
最近では日本でもSIMフリーのスマートフォンが増えてきましたが、もし今使用しているスマートフォンがSIMフリーになるのであれば、手続きをしておくことをおすすめします。新しく購入となると実際に現地のSIMカードが対応しないという残念なことにならないように現地で購入できるかも確認をした方が良いと思います。どちらにしても、海外でインターンシップをする際には、現地で使えるスマートフォンを準備することをおすすめします。社員と一緒に訪問をする際に道を調べたり、必要な資料をスマートフォンで確認をしたり、議事録を取るためにレコーディングをしたりと海外のビジネスシーンでも大活躍です。
書きやすいノート
海外ビジネスインターンシップで意識をしていただきたいのが、「今どういった仕事をさせてもらえていて、どういうことを学んでいるか。」「何故この仕事が会社に必要なのか。」などを考える時間をしっかりと取って、文字に書き起こすことです。海外生活をしている際、意識をしていないとあっという間に時間が過ぎてしまいます。その貴重な時間を大事にするためにも「書きやすい」ノートに海外インターンで学んだことをメモしておくと良いでしょう。日本に戻って就職活動をするときにも絶対に役に立ちます。
海外渡航で必要となる一般的な携行品リスト
海外生活で必要なものを下記表にまとめました。
各個人で必要なもの異なると思いますので、海外インターンシップ準備の参考にしてみてください。
カテゴリ | 必要なもの | |
---|---|---|
貴重品 | パスポート | ビザのコピー |
航空券 | 海外留学保険の証書 | |
クレジットカード | 学校の入学許可書 | |
現金(現地通貨) | 国際運転免許証 | |
衣類 | Tシャツ、長袖シャツ | ジーンズ |
下着 | 水着 | |
靴下 | 帽子 | |
ウインドブレーカー | コート | |
日用品 | 筆記用具 | 洗面用具 |
生理用品 | タオル類 | |
コンタクト用品 | 雨具 (折りたたみ傘が便利) | |
洗濯ネット | 日焼け止め | |
薬類 | 頭痛薬 | 風邪薬 |
胃腸薬 | 正露丸 | |
鎮痛剤 | 虫刺され用の薬 | |
抗生物質 | バンドエイド | |
あると便利なグッズ | 変圧器、変換プラグ | 日本のお土産 |
日本の写真 | チェーンロックや南京錠 | |
裁縫道具 | プリントを整理する用のファイル | |
食料品(カレーのルーやパスタの味付など) | ホッカイロ |
さいごに
海外のビジネスインターンシップ参加のために渡航をしてから「日本にいるうちにこれをやっておけば良かった」「日本からあれを持ってくれば良かった」といった後悔をすることがないよう、しっかりと海外でインターンシップをすることを念頭に置いて準備をしておきましょう。