海外インターンシップの志望動機はしっかり検討する必要あり!?

海外インターンシップに挑戦しようと決意をしても、何から始めれば良いかわからない人が多いのではないでしょうか。

とりあえず現地に行ってみればなんとかなる精神で渡航したという方もいますが、現地企業でインターンシップをすることは、ただただ現地で生活ができればと考えている人とは大きく異なり、入念な準備が必要です。オーストラリアの例で言えば、企業によって「賠償責任保険」の加入が求められたり、「無犯罪証明書」の申請、提出が求められたりと日本語で聞いても難しいような事をまだ就業していない段階で容赦なく言われます。

また、英語が喋れる人であっても現地でインターンシップ先を探すのに苦労をしているのが現状です。それは、企業は留学生に数ヶ月のインターンシップを経験させるより、その国の永住権や市民権を持った大学生にインターンシップを提供し、将来正社員として働いてもらう可能性がある人を優先するからです。

そのため、ワールドアベニューのインターンシップ・プログラムのように企業と企業の関係性を築き、安定的に優秀な学生を送るという条件で受け入れてもらう形を取る方が選択肢が広がるのです。しかし、いくら道を開いてあげたとしても、その企業でインターンシップができるかどうかは履歴書が通り、面接に合格してからになります。そのため、現地に到着して、語学学校に通いながら、一緒にしっかりと準備をしていくことになります。この記事では、その準備の一部である履歴書や面接で問われる志望動機に関してお話したいと思います。

1.志望動機が英語を学びたいでは通用しない!?


なぜ海外でインターンシップをしたいですか?と聞いた際に、よく英語を伸ばしたいからという返答が返ってくるときがあります。もちろん、特にスピーキングに関しては、現地企業でインターンシップをすることにより実践的な英語力がつきます。しかし、企業に出す履歴書や面接での志望動機に関する質問に対しての回答としては、あまり適しているとは言えません。

日本のインターンシップと海外でのインターンシップの認識の違い

最近、企業も積極的にインターンシップの募集を行っておりますが、根本的なところに「企業を知ってもらう。ワークの中で優秀な学生がいたら囲みたい。」 という思いがある場合がほとんどです。そのため、学生の志望動機やインターンに対する姿勢として、インターンシップを通じて「学びたい」で問題ないと考えています。

しかし、海外でのインターンシップでは、「学びたい」と同時に「貢献したい」というプラスアルファがある人の方が評価されます。いくら企業間の関係性を気づいたとしても企業が行っているのはそれぞれのビジネスであって、慈善団体ではありません。ビザの関係上、将来採用することが難しい留学生に無償で英語を教えてあげる余裕などありません。

だからといって、事前に英語がパーフェクトでなくては無理かといったら全然そうではなく、受け入れ先であるほぼ全ての企業が「頑張ってくれれば英語を含め色々勉強させてあげるよ」というスタンスを取ってくれています。要するにお互いメリットのあるWin-Winの関係を築く必要があるわけですね。

「学びたい」の部分が英語では弱い理由

よく受け入れ先の社長や人事部長にあたる人と話していて言われるのが、英語を学びたいってどういう意味? オーストラリアにいるのだから英語は伸びると思うし、本当に英語だけを伸ばしたいのであれば語学学校に時間を投資した方がいいのでは? といったようなフィードバックをもらうことがあります。

少し厳しく聞こえますが、視野をグローバルに広げたら普通で、ヨーロッパや南米の人たちは、自分の英語が不完全であっても積極的に自分を売り込んでいきます。そのため、志望動機に「私はこういうことができるからさらにこういうのをやらせてもらいたい」とアピールする人や「まだ経験はないけれど、将来必要なこの分野で自分を伸ばしながら英語も磨いていきたい」という人とただ「英語を伸ばしたいという」人を比べたときに、仕事における学習意欲が高くポテンシャルが高く映る前者の方が評価されます。

2.海外インターンは、学部関連の業種、職種が普通!?


日本企業の募集要項を見てみると、「総合職」、「学部不問」というワードを目にすることが多いと思います。そして日本の大学生も学部よりも大学名を重視して入学される方が多いとされています。しかし、海外の大学生や企業採用の仕方は少し異なります。海外では、自分が将来やりたい分野を大学で学び、インターンシップや就職をするというのが原則です。そのため、正社員の募集要項はもちろん、インターンシップの対象者の欄にもマーケティング専攻の方とかファイナンス専攻の方などとしっかりと記載されています。

とはいえ、大学に入学した時点で、将来の職業の分野が絞られてしまうのかというとそんなことはなく、勉強をしている分野と違う分野で就職したい志望理由や関連性などをしっかりと語ることができれば方向転換も可能になります。これはインターンシッププログラムでも同じことは言えます。特に外国語大学に通われている人や英文科などで勉強されている人は、しっかりとインターンシップをやりたい理由を明確にする必要があります。そこまで志望動機を考えれば、日本に戻って就職活動をする際に、「なぜ海外に行ってまでインターンシップをやったのですか?」という質問にしっかりと答えることができるでしょう。

3.海外でのインターンシップを経て将来何をしたいかが問われる!?


海外では、今までやってきたことがインターンシップに直結するかどうかが問われるのと同時に、どのように将来に活かしたいかを聞かれる場合が多いです。前述したように海外でのインターンシップはそのままその会社に就職することを視野に入れてインターンシップを行う方がたくさんいるため、そうでなければどのように今後のキャリアに活かすかを明確なビジョンとして持っておく必要があります。そのため、日本ではとりあえず志望動機を考えて、有名企業でのインターンシップをたくさん応募して合格した企業に参加するという人が多いですが、海外では「とりあえず」の姿勢だと苦戦してしまうのが現状です。

さいごに


いかがだったでしょうか。
少し厳しい印象を与えてしまったかもしれませんが、しっかりと対策をしておけば全く問題ありません。海外でのインターンシップは、中長期のより実践的な内容となっているため、常に日本のインターンシップの感覚とは異なるということを頭に入れておく必要があるでしょう。そして、何よりも最低限の英語コミュニケーションレベルが必要になります。ワールドアベニューのインターンシッププログラムでは、参加者の9割以上が17週間の語学研修で英語を伸ばし、現地企業でインターンシップをすることに成功しています。就職活動で頑張ってきたこととして語れるようにしたい人、英語を日常会話レベルからビジネスレベルにあげたい人、他の留学生と差別化を図りたい人などには最適なプログラムになっていますので、是非お気軽にお問い合わせください。

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